2015年8月27日木曜日

ROHRER & KLINGNER Verdigris を買いました。

先日買ったM400に入れるインクを買いました。
今回とってもとっても悩みました。

いつもは丸善とか世界堂でその場で希望の色を伝えて試し書きをしながらその店舗の在庫にある色を購入する…みたいな流れでインクを決めていたのですが、
今回はTwitterやブログでインク沼住人さんのレポを参考にすることにしました。
無限とも感じるインクの数々を見るのはとってもとっても楽しく、欲しいインクがたくさん増えてしまいました(´∀`*)

今回、M400緑縞に入れるインクは、普段使いできるインクが良いなあと考えていたので、ブラックかブルーブラック、また軸にあわせてグリーンブラック等の深い色味で、発色が綺麗なものを希望していました。
いくつかの候補を挙げた上で、お店に行って試し書きをして購入!

そこで買ったインクがこちら。
ROHRER & KLINGNER Verdigrisです。


こちらのインク、Twitterで検索してみると、結構お好きな方が多いようで、真っ先に気になったインクでした。

実際に使ってみると、書いたばかりの時と、インクが乾いた後で色が変わります。
それはネットで事前に知っていたのですが、乾く前の色が少し緑がかった深い青色で私の好みにぴったりでした。
そして乾くと緑色が除々に落ち着いてきて、綺麗なブルーブラック、紺青色になります。

今回入れる万年筆はフルハルターで購入したM400なので、インクフローがとても良くインクが乾くまで少し時間がかかります。
インクが乾くまでは好きな色を存分に楽しんで、乾いてしまえばどこに出しても恥ずかしくないブルーブラックですから、この万年筆を使うのは、自分の秘かな楽しみとなるでしょう。
そして、M400の緑縞の軸にぴったりな色味も気に入っています。(´∀`*)

我ながらぴったりなインクを入れることができてウキウキしています。


Twitterの手書きツイート用に書いたもの。
字が上手くなりたいな…と強く思います…
色調補正をしたので、青みが強いですが、実際はもっと深い青色です。

余談ですが、今回インクを買うにあたり、KINGDOM NOTEに初めて行きました。
マップカメラの系列なんですね。それならもっと早く行けばよかった…(基本的に散財スポットには極力近寄らない派)
一眼レフのレンズを買った時のポイント、そこそこあったと思うのですが…かなり前の事でポイント失効してました_(:3」∠)_
ついでにいえばポイントカード見つかりません…_(:3」∠)_


そして、何故か色彩雫のミニボトルも購入してました…
最初「月夜」を入れようかと思って、世界堂で注文しておいたのです。
こちらに関しては、まだ全然使ってないので後日改めてブログに書こうと思います。


ついでに言えば、最近益々Kobe INK物語が欲しくなります。
垂水アプリコットを持っているのですが、数年前に神戸に行った時よりたくさん種類も増えてて、益々欲しくなります…

今回も選択肢に入ってて、通販までしようかと迷いましたが、やっぱり試し書きしてから買いたいな…と思ったので、我慢!
また神戸に行きたいな…と思うようになりました(笑)

インクを選ぶのは万年筆を使う悦びの1つです。
インク沼の住人を自称するにはまだまだですが、沼のほとりでウロウロするくらいの人間になりたいなと思っています。

2015年8月20日木曜日

フルハルターでM400 緑縞を購入しました。


買ってしまいました。
ペリカン、スーベレーンのM400緑縞。

ずっとずっと憧れていた万年筆の一つ。
数年前初めて万年筆を手にした時から、ずっと金ペン堂でスーベレーンを買うのが夢でした。

残念ながらバイト主婦の身ではお高い万年筆を何本も買うことはできないので、
最近は良い万年筆を数本少しづつ集めて使いたいな、と考えています。

ただ、これまで何度かスーベレーンを試し書きする機会があったのですが、
どれも筆記時に引っかかりのようなものを感じて、いつも憧れが先行してがっかりしていた記憶があります。

でもやっぱりほしい…と悩みつつ、今回自分の誕生日にあわせて購入を決意。
先述の筆記時の引っ掛かりは、調整済のものならば多少解消されるのではないかと期待を寄せて。
それも、夢の金ペン堂ではなくフルハルターで。

金ペン堂はスーベレーンに憧れた当初に初心者の情報収集で見ていた某ブログで読んで万年筆と職人の技!カッコイイ!みたいな勢いで憧れていました。

それから数年経ってスーベレーンを購入するにあたって改めて調べてみると、
今現在で私の願いが叶うのは金ペン堂ではなくフルハルターなんじゃないかと思い始めました。

職人さんに調整してもらったスーベレーンを職人さんから買いたい

というのが、手仕事、職人仕事に憧れる私の願いだったわけです。
金ペン堂ではその願いを叶えるのは、今はちょっとむずかしそうなので…今回はフルハルターで購入することにしました。

フルハルターのある大井町は、私の母校かつバイト先のある大学から比較的近いので、気楽に行くことができました。それでも高価な品を買いに行く事にドキドキしつつ。
お店は思っていたよりずっと小さく、でもシックで素敵な空間でした。

店主の森山さんより説明を受けながら試し書きをしましたが、先ほど述べたこれまで感じたような引っかかりを全然感じないくらい、するする~となめらかにペンが動いて、ビックリしました。
もちろんある程度、紙との摩擦による抵抗は感じますが、もしかしたらグラフィーロ等の万年筆向きの紙に書いたら多分気にならないくらいかもしれません。(まだ試していませんが…)

この試し書きに感動してしまって、それまで心にひっかかってた「高価な万年筆を買う」という緊張がどっかにいってしまいました(笑)

そして、スーベレーンでもどのモデルにするか考えました。
まあ、予算的にM400だな…とは思っていましたが、せっかくなので他のモデルも試し書きさせてもらいました。
他にM600とM800を試したと思います。←曖昧なんですが…(;´∀`)

普段ペンケースに入れて持ち歩きたかったため、M800は大きいので除外。
M600は持った感じは悪くなかったのですが、個人的にはキャップを後ろに嵌めると重たくなってしまうのでバランスが悪く、筆記がしずらそうでした。
なので当初の予定通りM400にしました。

文字の太さは好きな「中字」と決めていたので、あとはどのデザインの軸にするか決めるだけです。

ずっとスーベレーンのスタンダードな緑縞に憧れていましたが、軸の美しさに最近はホワイトトートイスも気になっていました。

それを森山さんに話すと、
「ホワイトトートイスはとても綺麗だけど、インクを吸入する時に白軸にインクの汚れがついちゃうんだよ」との事。

確かに…この綺麗な白軸を汚したら…と思うと、ちょっと嫌だなと。
気にならない人は良いのかもしれませんが、私は廉価万年筆でさえインク瓶に軸を入れるのが嫌でコンバーターをインク瓶に突っ込んでインクを入れるような人間なのです…
なので、美しくて憧れていたホワイトトートイスは今回は断念。

次は、ボルドーと緑縞で悩みました。私の好きな色は、緑、赤、黄色なので、結局好きな色の軸で悩んでたわけなんですが、
ボルドーは落ち着いた赤色で、こちらも気になる色だったのです。

うーんうーんと悩んでいたら、また森山さんからの一言、
「緑だと、軸を光にかざすと、透けてインクの残量を確認できますよ。赤だとここまでにはならない。」

えっ、スーベレーンって透けてるの!?
と、知らなかった私はびっくり。
緑縞軸を光にかざすとしましまのあいだから光が差し込みます。
それがとても綺麗で、森山さんの一言で緑縞を購入することにしました。

ただ…光にかざした緑縞に感動して、実際のボルドーの透け感は確認してないんですけどね…(・_・;)
でも緑は好きな色なので問題ありません。

注文する万年筆を決めた後、試し書きの万年筆で「住所、電話番号、名前を紙に書いて下さい」と言われ、言われるがまま、それらを書きます。
森山さんを前に文字を書くのに少し緊張しつつ、これで私の書き方を確認してるのかな…それともただの注文のための個人情報なのかな…とボンヤリ考えたのですが、実際はどうだったかはわかりません。

ちなみに、行く前に沢山のブログのフルハルターでの万年筆購入記事を見てから行ったのですが、
皆さん数時間単位でフルハルターさんに居たみたいですが、私は20分かからないくらいしか居ませんでした…なんでだろう(笑)
万年筆初心者なので大した知識もなく、欲しい物もだいたい決まってたから…という事にしよう…
コミュ障だからじゃない…_(:0 」∠)_

注文後、出来上がりは、早くて明日以降、遅くても1週間以内との事でした。
1ヶ月とか、もっとかかると思ってたのでびっくり!

実際は二日後にお電話をいただき、数日後、お店が夏休みにはいる前に伺って受け取ってきました。

初めての自分のスーベレーン(それも森山さんに調整していただいた!)に、対面して、感動!
Bのペン先をMに研ぎ出したこのM400は試し書きしても、すらぬら~としたなめらかな書き心地!

ああ、本当にこのお店で購入してよかったと、心から思いました。

ケチな私は文具屋じゃなくていつも通販で安い万年筆を買おうとしてしまうのですが、
この時、この店じゃないと買えない!というのも大切ですね…(´∀`*)しみじみ

森山さんには「たくさん使ってあげてくださいね」と言われて、嬉しくなって元気に「はい!」と答えたものの、

実は…まだ…使っていません…

受け取って数日経ちますが、入れるインクを決めてないのです…

明日都内に出かけるので、その時にインクを探しに行こうと考えています。
せっかくなので今一番のお気に入りのセーラープロフィットスタンダード21と同様に一軍入りさせたいので、ベーシックかつ特別なインクが欲しいな~と妄想しています。

そういえば、緑縞の透け感を再度確認したくて、自宅でインク無しの状態で光にかざしてみるとこんな感じ。


おお!なんだかファンタスティック!(笑)
これからインクを入れたらどんな風に見えるのか楽しみです。

購入した際にもらったフルハルターの保証書には、
「あなたのお手に合わせてお作りしました万年筆です。」
とかかれています。

どんなに憧れてた万年筆でも、個体差で自分に合わない万年筆だときっとがっかりしてしまうと思うんです。
大切な1本だからこそ、フルハルターで購入できたのをとっても嬉しく思います。
早くインクを入れて、大切に使いたいです。

2015年8月19日水曜日

バジルペーストを作りました。

マンションの小さい庭でちょっとした家庭菜園をやっています。

一番簡単そうに思えたトマトが、梅雨の後グングン伸びて支柱等をほったらかしにしてたのもあって、ポッキリ折れてしまい、今年のトマトは大した収穫がなかったのにちょっとしょんぼりしています。

そんな中、ワッサーと大きくなった植物は、ミニカボチャとバジルでした。
ミニカボチャは雌花があんまり無くて受粉できずに今のところ1つしか実がついてないのですが、バジルは青々と茂って「早く収穫して!」と言わんばかりの有り様。

バジルの生命力ってすごいです。
バジルの苗は2つあればいいかなーと思って、いくつかを間引いて庭の端に捨ててたのですが、数週間放置してもまだ生きていました。

初めての家庭菜園なので実家の母にヘルプを頼んだ際に、母がその間引いたバジルを拾ってトマトの横に植えたのですが、それがもうグングン大きくなってしまい、予想外にバジルが増えてしまいました。

1ヶ月前くらいから、いい加減収穫しなければ…と思っていたのですが、量も多く、最近忙しく手を付けられず…という日々が続いていました。
しかし昨日の朝、庭を見てみるとまた伸びたトマトの枝が倒れて一緒に植えていたバジルも一緒に折れてしまったので、思い切って背の高いバジルを全て収穫してしまいました。

収穫したバジルは、さっと洗って、洗濯バサミに逆さに干して、数時間。
完全に水が乾いたら、葉っぱの部分を取り外し、量を計ってみると、なんと100gも…!
2人暮らしの我が家ではちょっと食べきる自信は無い量です…

面倒くさいので全部バジルペーストにすることに。
バジルペーストのレシピですが、色々調べたのと、これまでに食べたものを私なりに適当にアレンジして作りました。
できたのがこちら↓


瓶にたっぷりできた~(´・ω・`)オオイ…

レシピは大雑把ですがメモ↓

●バジルの葉:100g
●にんにく:2かけ
●松の実:20g (個人的には倍量の40gあってもよかったのですが、家になかったので)
●ごま:おこのみで適量。(今回は軽く手で握ったくらい入れました。)
●しお:小さじ1
●オリーブオイル:120g くらい(100g以上は好みび加減で)

これらを混ぜてミキサーにかけるだけ!
我が家はミキサーが無いのでハンドブレンダーですが…

にんにくが効いて、バジルの青臭い香りがたまらないペーストができました。
正直、上品な味ではありませんが、我が家はこれくらいが丁度良いのです。

昨日はこのバジルペーストを焼いた鶏肉にかけて食べました。
それでも、全然減りません(;´∀`)

今朝はこれをご飯に混ぜてバジルライス+目玉焼きの朝ごはん、
今晩はジェノベーゼパスタの予定です!

トーストにトマトとチーズをのせるのも美味しそう!(๑´ڡ`๑)
当分バジル尽くしのご飯になりそうです。

2015年8月9日日曜日

鎌倉に行ってきました。

8月9日に鎌倉に行ってきました。

その日はとても暑く…暑さに弱い私は早々に軽い熱中症になり、酷い頭痛になってしまい、
海も見ず、江ノ島水族館にも行かず帰ってしまったという心残りの多い小旅行となってしまいました。

でも、定番観光地のいくつかを見たので写真を載せていきます。
一眼レフを持っていったのに大した写真を撮らなかったのですが…

以前は墨田区に住んでたので、ちょっと遠かった鎌倉。
春に都下に引っ越して小田急線を利用しやすくなったので行ってみました。

朝ごはんを食べずに出かけたので、鎌倉駅についたら早速の腹ごしらえ。
豊島屋の扉店でパンを食べました。




休日に出かけたせいか、何かのフェスをやってたからか、鎌倉駅はとてもたくさんの人がいました。
とりあえず鎌倉に来たからには…と小町通りを通って鶴ヶ岡八幡宮にお参り。
ちなみに引いたおみくじは「凶」でした…_(:0 」∠)_


その後、さつまいもソフトを食べて休憩しながら町をふらふら。
鳩サブレーの豊島屋の本店に行きました。
ここでは目当ての品が…(´∀`*)ウフフ
あとお盆の手土産に干菓子を買いました。


お昼を食べてまた小町通りを見て回り、江ノ電に乗って移動。
江ノ電はすごくすごく混んでました…
レトロな江ノ電を想像してましたが、ラッピング電車…
またゆっくり江ノ電を見に行きたいです。


移動した先は大仏さん。
もうこの時は頭痛が酷くてどうしたものかと思ってましたが、
今回私が鎌倉に来たかったのは鎌倉の大仏さんが見たかったから!!!

これまでただの荷物だった一眼レフでたくさん大仏さんの写真を撮る!


朝家を出た時は曇で少し残念に感じてましたが、鎌倉は綺麗に晴れていました!
大仏さんは青空が似合う!


実は大仏さんを見るのはもしかしたら小学校の遠足以来だったかもしれません。
鎌倉には学生時代に何度か訪れましたが、何故か大仏さんには行かなかったんですね。

私は大仏が好きなんです。
これまでは奈良の大仏さんが大好きで、奈良に行くと必ず足を運んでいました。
でも、奈良の大仏さんって、大きすぎて、とっても遠くの尊い存在のような印象を持ちます。
西遊記で出てくる仏様が、悟空を手のひらの上に載せるような…そんな感じの。

今回久しぶりに鎌倉の大仏さんを見て、こちらの大仏さんも大好きになりました。
鎌倉の大仏さんは先ほど言ったとおり、青空が似合います。
仏様はもちろん尊い存在ですが、私達と同じ、青空の下に座ってらっしゃいます。
そう思うと、奈良の大仏さんよりすこし身近な存在のように思えたのです。

それと、私が鎌倉のも奈良のも大仏さんを好きな理由ですが、本当に単純です。
大きいから面白い。
ただそれだけです。

大仏さんは大きいという存在だけで面白いのです。
大きいものを本気で作る時って、とっても大変だと思うのです。
それでも作るには、きっと理由があって、そして大きいからこその魅力や迫力があります。
それらを私の拙いボキャブラリーで言語化するのは野暮ったいので割愛しますが、
私にとって大仏さんの魅力は本当に単純で、でもとても惹かれるものがあります。

その後、鎌倉の大仏さんを見学後に帰路につきました。


ところで、今回鎌倉の小旅行で買ったもの。


左からnugooという手ぬぐいのお店で買った文庫カバー。
以前から使っていた文庫カバーが引っ越しのドサクサで行方不明になってしまったので新しく購入。
私は大仏さん柄、夫がアルパカ柄。

右上のは豊島屋本店で購入した鳩サブレーのマグネットとキーホルダー。
本店限定のグッズは有名かと思います。
色々欲しい物は有りましたが、今回は普段使えるこの2つを購入。
鳥のモチーフは可愛くて好きなので嬉しいです。

そして最後に、右下のこの指輪。少しピントが甘いですが、袋から出して撮影したのはこちら↓


最近話題のgramで作ってもらった指輪。

元々ファッションには疎い人間なのと、首顔周りは軽い金属アレルギーの可能性もあり、
アクセサリーを身につけることはあまりしていませんでしたが、
結婚した際に指輪を購入してから、少しづつ自分の好きなアクセサリーを集めるようになりました。

とはいえ私は指が太いので、普通のお店にはあう指輪がありません(^o^;)
そのため、その場で自分にあったサイズの指輪を作ってくれるこのお店はいつか行きたい憧れのお店でした。

ただし、このお店、最近話題だと知ってはいましたが、とんでもなく混んでました。
休日の開店時間ちょっと過ぎにお店に行ったのですが、長蛇の列の上にそれも整理券配布のシステム。
開店時間の11時過ぎに行って、もらった整理券は1時半のもの。
さらに整理券の時間に行っても、30分以上(1時間近かったかな…?)外で待ちました。
店員さんもこの人気に対応できてない感も少しありましたが、一人一人に対応して指輪を作成している男性店員さんを考えると、これもしょうがないのかな、という印象です。

指輪の種類もその場で選ぶことはできず、ランダムで選んだ指輪をカンカンカンと金槌で打って指の大きさを確認しながら作成する、という流れでした。
私はピンクゴールド風のメッキと真鍮?の2本に。
金槌の打った痕一つ一つが味となり、少しクールだけどどこか可愛い指輪になりました。

今のところ休日に行くならそれなりの覚悟が必要なお店かもしれません。
でもシンプルで可愛らしい指輪を自分の指にあわせて作ってくれて、なおかつお値段は1000円ちょっとなので、私は十分並ぶ価値があると感じました。

今度は平日にゆっくり行きたいなと思う素敵なお店でした。


今回の鎌倉小旅行は私の体調不良であまり上手周れなかったのが残念ですが、行きたい所にはしっかり行けたので満足しています。
鎌倉は比較的行きやすい観光地なのでまた行きたいです(*^_^*)
次は秋に行って、江ノ島まで足を伸ばしたいですね。

2015年8月6日木曜日

使っている手帳の話をします。その1:システム手帳化トラベラーズノート

Twitterなどで来年の手帳の話で盛り上がってますね。
皆様の来年の手帳計画をいつも楽しみに拝見してます。

Twitterで手帳や文具好きさんの影響を受けて、私も今年から手帳の複数使いに挑戦してます。
毎日使ってるものから、挫折したものまで笑
記録も兼ねて2015年に私が使っている手帳について書いていこうと思います。

まずは、トラベラーズノートの話をします。


こちらのトラベラーズノート、今年の春に発売したブルーエディションです。
品薄だった発売当初、世界堂に在庫があったので衝動買いしたものの、使い方が定まらず保管しておりました。

また、私は水彩で絵を描くのが好きなのですが、毎日水彩紙をスケッチブックで持ち歩くのはちょっと面倒だし…手帳のように気楽に水彩紙を持ち歩けないものか…と考えていました。
そこで思いついたのは、システム手帳。
とはいえ今あるシステム手帳の規定サイズではまだピンときません。

ならばトラベラーズノートをシステム手帳化しよう!思い、作ったのがコレ。


トラベラーズノートのサイズ感はちょっと絵を描くのにちょうどいいサイズ。
手帳にサイズ感って結構大切なポイントですよね。

穴を開けて、A5サイズのシステム手帳のバインダー金具を付けました。

システム手帳の金具についてですが、A5サイズの金具は、実はカバーから少しはみ出します。
はみ出すのが嫌な場合は、ワンサイズ下のバイブルサイズが良いかもしれませんが、
トラベラーズノートはA5スリムですから、バイブルサイズだとカバーがかなり余ってしまいます。
バイブルサイズにあわせてカバーをカットするのも選択肢にありましたが、今回はトラベラーズノートのサイズそのままで使いたかったのでA5サイズの金具にしました。

バインダー金具は、穴を開けて装着するタイプと、皮を挟み込んで装着するタイプの2種類あるのですが、トラベラーズノートは皮が分厚いので、穴を開けて装着するタイプしか使えません。

余談ですが、6月ごろ浅草橋にバインダー金具を探しに言ったのですが、色々探しまわっても、穴を開けて装着するタイプのA5サイズの金具は浅草橋では見つからず…(他のバイブルサイズやミニサイズ等、皮をはさみこむタイプのA5はあったのですが (´Д⊂)
結局こちらのパーツラボで通販しました。

装着する作業は大して難しい事はありませんでした。
ハトメ抜きで穴を開けて、カシメで金具を装着するだけです。

ただし、いくつかレザークラフトで使用する道具が必要なので、それだけが少し面倒かもしれません。
使った道具は、ハトメ抜き・カシメ・ゴム板・打ち皿・木槌くらいでしょうか。
ハトメ抜きとカシメの細かいサイズは、実際に使う金具と照らしあわせて購入したため、曖昧なのですが。


最近はちょっと忙しかったので、あまり持ちだしていませんが、こんなかんじでスケッチして楽しんでいます。
私は今は水彩紙のヴィフアールの中目とA5サイズのトモエリバー紙のリフィルをスリムサイズに切って使用しています。

水彩も描きたいけど、万年筆で書き物したい時のためにトモエリバーのリフィルも持っていたい…
という希望を一冊で叶えてくれる自由度の高さもシステム手帳の魅力ですよね。
それに1冊くらいならトラベラーズノートのリフィルも入るとおもいます。
私はジッパーケースを入れて、持ち出す時に鉛筆とコンパクトタイプの水彩絵具を入れており、我ながらなかなか便利です。
トラベラーズノートですから、旅行に行くときに持って行きたいなーと考えています。


トラベラーズノートをシステム手帳化しようと考えた方はネットで検索しても何人かいらっしゃいます。

色々調べて参考にさせていただいたサイトやブログもあり、自分の記録だけでなく、今後トラベラーズノートをシステム手帳化したい!って思った方の何かの参考になるかも…と思い、
細かいことも含めて、まずはシステム手帳化トラベラーズノートについてでした。

水出しアイスティーとミント。


水出しアイスティーにミントを入れたのを仕事のお供にしています。
前にミスドで買ったブルックリンジャーのストロータイプを使うのは実は初めて。

前日からいくつかのガラスジャーに水出しアイスティーを作っておいて、庭で育てているアップルミントを軽く揉んで入れただけ。
ガラスジャーにドリンク入れる気持ち、よくわかってなかったんですが、こういう使い方ができるんですね。なるほど。

それに、甘いアイスティーが好きなので、はちみつとガムシロップ、氷を入れて出来上がり!

仕事中、上手くいかないもどかしさを感じて苛ついてしまう時、
ミントの爽やかな香りとはちみつの甘みが、気持ちをリフレッシュさせてくれます。

さてこれからがんばります!

2015年8月5日水曜日

貫井徳郎『愚行録』を読み終わりました。


貫井徳郎『愚行録』

貫井徳郎先生の本は比較的に良く手に取る作家さんの1人です。
※ネタバレはありません

これまで読んだのは『乱反射』『夜想』『神のふたつの貌』等…
読み応えがあると同時に読後にちょっと気持ちが重たくなるような…そんなイメージのある作家さんです。
特に『空白の叫び』は読後数日は重たい気持ちを引きずってしまった記憶があります。
(とはいうものの『プリズム』や『被害者は誰?』等、気楽に読める作品もあったのですが)

今回この本を手にとったのは、女優の杏さんが帯に以下の様なコメントを寄せていたからです。
読みやすく、読みづらい。口語体だからこその読みやすさと読みづらさ。そしてリアルさ。凄惨な描写は一切ないのに、人の恐ろしさ、愚かさが露呈していく恐怖。嫌悪感。そして最後に待ち受ける衝撃。地上何階かのビルの中、ドアと言うドアを次々と開いて進んでいったら、最後のドアが外に直接つながっていて思いがけず真っ逆さま、そんな印象のラストでした。
先述の通り、貫井先生の御本は、ちょっと気持ちが重たくなるような作品が多い印象だったので、この作品も同様であると思い、少し敬遠していた面もあります。
ですが、杏さんのコメントを読んで、よし、その世界に飛び込んでやろう、なんて気分にさせられてしまったのです。
きっと杏さんってとっても頭の良い方なんですね。読後の感想を真っ直ぐに表現したと思いきや、本作のミステリとしての魅力をビルとドアにたとえて解説している。
ますます好きになってしまいました。

ところで、カバー裏のあらすじは以下の通り。
ええ、はい。あの事件のことでしょ?――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体何故殺されたのか。
この作品は杏さんの言うとおり「口語体だからこその読みやすさと読みづらさ」があります。
聞き手と読者の立場が同じで、語り手と会話しているように読み進めます。
でもその分、私はかなりさくさくと、中盤以降は先が気になって一気に読み終えてしまいました。

小説の構成としては、被害者に関わる数人の人々が被害者の人となりについて語り、その合間に謎の女性の幼少時代の思い出が挟み込まれる、というもの。

被害者、主に被害者夫婦について語るのは、ご近所さんから夫婦それぞれの知人、友人、あるいはもっと深い仲の人々です。
彼らの言葉で語られる、被害者夫婦は、またその語り手は、誰しも「ああ…こういう人、いるよね…」なんて思ってしまうような、妙にそわそわするようなリアルさがあります。
人は自分が見た、経験したものでも、自分がそうと信じたら(または信じたかったら)それが真実だと思おうとするものです。それは必ずしも嘘ではなくて、個人個人の持つフィルターなんだなと。
複雑でドロドロとした人間関係の真ん中に居るような、そんな感覚があります。

では『愚行録』を読んで、私は気持ちが重たくなったかというと、今回は少し違いました。
もちろん、清々しい気分ではけっしてありませんでしたが、不幸なニュースを見た後の同情のような、そんな感情でした。
それらは全て、登場人物のリアルさに起因するのではないでしょうか。

先にも述べたとおり、どの登場人物もどこかに存在しそうな人物なのです。
何故被害者家族は殺されたのか。
読み進めていくにつれ、被害者家族がどんな人柄だったのか、殺される程悪いことをした人物なのか。
人は多かれ少なかれいくつかの愚行を犯していることでしょう。
またいつどんなきっかけで愚行を犯すかわかりません。殺人という愚行すらも。
全て他人事とは言えないような、
そんな印象を持つ小説でした。